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「お化け屋敷って、車の中で体験できるの?」——そんな常識を覆したのが、岩名謙太(いわな けんた)さんです。1994年千葉県生まれのお化け屋敷プロデューサーで、2020年のコロナ禍に世界初のドライブインお化け屋敷を開発し、国内外で大きな話題を集めました。
21歳で大学を中退し、2018年に株式会社怖がらせ隊を設立。100以上のお化け屋敷・ホラーイベントを手がける”新世代の恐怖クリエイター”として注目されています。この記事では、岩名謙太さんの経歴・代表作・ドライブインお化け屋敷誕生の裏側・現在の活動をまとめました。
📌 この記事のポイント(岩名謙太と怖がらせ隊)
- 1994年千葉県生まれ。中学3年の夏休みに自宅をお化け屋敷に改造したホラー少年だった
- 21歳で大学を中退し、2018年10月31日に株式会社怖がらせ隊を設立(岩名さんはオーナー兼プロデューサー)
- 2020年のコロナ禍に世界初のドライブインお化け屋敷を開発し、国内外で大反響
- 10畳のワンルームから体育館規模の蔵まで、場所を選ばないのが持ち味。100本以上を制作
- 2024年10月には走行中の新幹線を使った『ゾンビ新幹線』(東京〜新大阪・約140分・60名限定)
- 2026年7月に「専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言」。ホラー一本から活動の幅を広げる
岩名謙太のプロフィール・経歴
実はお化け屋敷の幽霊って自分がなぜ死んだか設定を考えているものなんだけど、一番面白かった設定が「エロマンガ読み漁り階段から転落死」だった
— いわなけんた (@iwakensan187) 2024年12月7日
▲ お化けの「設定」を作り込む仕事ぶりがうかがえる投稿(出典:いわなけんたさん公式X @iwakensan187)
岩名謙太さんは1994年、千葉県生まれ。幼少期からホラー映画やお化け屋敷が大好きで、中学3年生の夏休みには自宅を改造してお化け屋敷にしてしまったという筋金入りのホラー少年でした。
高校卒業後は英語系の大学に進学しましたが、「もっと面白いものをつくりたい」「死ぬまでお化け屋敷に関わりたい」という想いが抑えられず、21歳で大学を中退。お化け屋敷プロデューサーとしての活動を本格的に開始します。
会社設立とその後
2018年10月31日(ハロウィン当日!)に株式会社怖がらせ隊を設立。岩名さんの肩書きはオーナー兼お化け屋敷プロデューサーで、代表取締役は共同創業者で漫画家の今出彩賀(いまいで あやか)さんが務めています。テーマパーク・ショッピングモール・自治体・ホテル等とタッグを組み、100以上のお化け屋敷・ホラーイベントを制作してきました。
「どんな場所や条件でも面白いモノをつくる」をモットーに、わずか10畳ほどのワンルームから体育館ほどの巨大空間まで、あらゆる環境を恐怖空間に変える柔軟な発想力が持ち味です。同じお化け屋敷プロデューサーの先駆者として知られる五味弘文さんとは異なる、よりフットワーク軽い若手クリエイターとして業界に新風を吹き込んでいます。
怖がらせ隊とはどんな会社?
▲ お化け役のホラーアクターは自社で募集している(出典:株式会社怖がらせ隊 公式Instagram @kowagarasetai)
株式会社怖がらせ隊は、岩名謙太さんが代表を務めるお化け屋敷制作・ホラーイベント企画の専門会社です。社名の「怖がらせ隊」というストレートすぎるネーミングが、すでに岩名さんのキャラクターを象徴しています。
こだわりの制作スタイル
怖がらせ隊の特徴は「場所を選ばない柔軟性」です。一般的なお化け屋敷会社が専用施設を必要とするのに対し、岩名さんは以下のような通常では考えられない空間を恐怖の舞台に変えてきました。
- 10畳ワンルーム→『シカバネ 恐怖のかくれんぼ』
- 体育館規模の巨大な蔵(建て込みゼロ)→『KIRYU OF THE DEAD』
- ゲームセンター丸ごと→『ゾンビアーケード』
- 車の中→世界初ドライブインお化け屋敷
「どんな制約があっても面白いものを作る」という哲学が、唯一無二のお化け屋敷を生み続けています。
バンダイナムコとのコラボ
大手エンターテインメント企業との実績も豊富で、バンダイナムコアミューズメントが運営する「ナンジャタウン」での『ナンジャ怨霊フェス2018』を手がけ、好評を博しました。この実績が業界への信頼獲得につながり、その後の全国展開の足がかりになったとみられます。
世界初!ドライブインお化け屋敷誕生のきっかけ
岩名謙太さんの名を一躍世界に知らしめたのが、2020年のドライブインお化け屋敷です。コロナ禍でイベント業界全体が苦境に立たされた中、岩名さんは「車という密閉空間を逆手に取れないか」と発想を転換しました。
ドイツのドライブイン音楽フェスからヒントを得た
きっかけはドイツで開催されていたドライブイン音楽フェスのニュース。「音楽でできるなら、お化け屋敷もできるはずだ」と即座に企画を立ち上げます。車の中にいるお客さんに向かってお化けが窓を叩き、ラジオを使って音声演出を行うという世界初のスタイルが生まれました。
国内外メディアで大反響
このドライブインお化け屋敷は日本のメディアだけでなく、海外メディアにも広く取り上げられ、問い合わせが10倍に急増。コロナ禍という逆境をチャンスに変えた柔軟な発想が評価され、怖がらせ隊の知名度を一気に押し上げました。
テレビ東京「シン人種図鑑」でも密着取材を受けるなど、メディア露出も急増。「コロナで業界が死んでいく中、何もしないのが一番怖かった」という言葉が印象的です。
代表作と岩名謙太の発想力
岩名謙太さんのお化け屋敷は、「制約を逆手に取るアイデア」が最大の特徴です。これまで手がけた代表作をご紹介します。
シカバネ 恐怖のかくれんぼ
10畳ほどのワンルームという極限の狭さを活かした作品。「逃げ場がない恐怖」を体感させる密室型ホラー。スペースの少なさがそのまま恐怖になるという逆転の発想です。
KIRYU OF THE DEAD
体育館ほどの巨大な蔵を建て込みゼロで使用。空間そのものが持つ不気味さを最大限に活かし、最小限の演出で最大の恐怖を実現した作品です。
ゾンビアーケード
ゲームセンター丸ごとをゾンビゲームの世界に変えた体験型ホラー。日常空間が突然恐怖の舞台になるというギャップが強烈な印象を残します。
絶叫救急車
約1万円で自宅や指定場所にお化けが出向く「出張型お化け屋敷」。お化け屋敷を施設に行くものではなく「呼ぶもの」に変えた革命的サービスです。
現在の活動と今後の展望
ホラーだけは今シーズンで終わり!
— いわなけんた (@iwakensan187) 2026年7月2日
冬からはホラーもやります
専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言!
おたのしみに!
▲ 2026年7月、本人が「専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言」と投稿(出典:いわなけんたさん公式X @iwakensan187)
2026年現在も岩名謙太さんは精力的に活動中です。怖がらせ隊は全国各地のテーマパーク・商業施設・鉄道会社などと組み、毎年ホラーイベントを展開しています。近年の主な仕事は次のとおりです。
- ゾンビ新幹線(2024年10月19日)… 東海道新幹線「のぞみ」の走行中の車内を使った世界初のお化け屋敷。東京〜新大阪の約140分、60名限定
- 戦慄イマーシブナイト(2025年10月31日)… 富士急ハイランドの「戦慄迷宮」を舞台にした没入型イベント。亡霊の数は通常の2倍、100名限定
- ゾンビトレイン… わたらせ渓谷鐵道の列車をまるごと使った、90分降りられない恐怖の列車
- ナンジャ怨霊フェス2025(池袋ナンジャタウン)… 夜限定の「池袋ホラーナイト」なども担当
- テラウィン2025「呪い人形堂」(岡山・西大寺)/米軍嘉手納基地でのゾンビグリーティングなど
「専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言」とは
2026年7月、岩名さんは自身のXで「専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言!」と投稿しました。ただしこれはホラーをやめるという意味ではありません。「ホラーだけは今シーズンで終わり/冬からはホラーもやります」という書き方で、ホラー一本から活動の幅を広げるという宣言です。
実際、宣言後も現場には立ち続けています。2026年9月には上野の夏祭りに出張型お化け屋敷『絶叫救急車』で出演するなど、お化け屋敷の仕事は続いています。冬からどんな新しいことを始めるのかが注目どころです。
漫画・書籍でも活躍
怖がらせ隊の代表取締役で漫画家の今出彩賀さんとのコラボレーションで、お化け屋敷制作の現場を描いた漫画『お化け屋敷プロデュース 怖がらせ隊が行く!断末魔の現場から』を出版。お化け屋敷業界の舞台裏をリアルに描いた作品として話題になりました。
海外展開・メディア活動
ドライブインお化け屋敷の海外での注目をきっかけに、国際的な問い合わせも増加。テレビ東京「シン人種図鑑」をはじめとする各種メディアへの出演も続いており、日本のホラーカルチャーを世界に発信するクリエイターとして注目されています。
X(旧Twitter)アカウント@iwakensan187では最新公演情報やホラー業界の裏話を発信中。フォロワーとのインタラクションも活発です。
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まとめ
今回は岩名謙太さんの経歴・怖がらせ隊の特徴・ドライブインお化け屋敷誕生の裏側・現在の活動についてまとめました。
- 1994年千葉県生まれ、中学時代から自宅をお化け屋敷に改造
- 21歳で大学中退・お化け屋敷プロデューサーとして独立
- 2018年10月31日に株式会社怖がらせ隊設立
- 2020年コロナ禍に世界初のドライブインお化け屋敷を開発
- 100以上のホラーイベントを制作、場所を選ばない発想力が強み
- 漫画・書籍でも活躍、海外メディアにも多数紹介
- 新幹線・列車・廃病院まで舞台に。2026年も現役で制作を続けている
- 2026年7月に「専業お化け屋敷プロデューサー終了宣言」。ホラー一本から活動の幅を広げる
「怖さ」を武器に既成概念を次々と壊す岩名謙太さんの今後の活動から目が離せません!
💬 たかやんの一言
21歳で大学中退してお化け屋敷一本で生きていく…その決断、かっこよすぎる。コロナ禍でドライブインを世界初でやってしまうあたり、ピンチをチャンスに変える力が本物ですね。
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