「気球で宇宙へ行く」——夢物語に聞こえるこの言葉を現実に近づけている人がいます。岩谷圭介さんは「ふうせん宇宙撮影」という手法を独学で確立し、株式会社岩谷技研を設立。日本航空(JAL)やJTBを巻き込み、世界初の気球による有人宇宙遊覧を目指しています。TBS『クレイジージャーニー』でも話題になった岩谷さんの経歴・実績・現在をまとめました。
📌 この記事のポイント(岩谷圭介)
- 1986年生まれ、福島県郡山市出身。株式会社岩谷技研の代表取締役
- 個人の趣味だった「ふうせん宇宙撮影」から出発し、小学校の国語教科書にも掲載
- 2024年7月17日、国内初となる高度20km超の有人飛行に成功
- 共創パートナーは日本航空(JAL)と JTB。商用第一号機の名は「かざぶね」
- 宇宙遊覧フライトはまだ実現していない。2026年8月末時点で搭乗者募集の方法を検討中
岩谷圭介のプロフィール・経歴
岩谷圭介さんは1986年4月生まれ、福島県郡山市出身のエンジニアです。北海道大学工学部機械知能工学科を卒業し、在学中の2011年から気球の研究開発を開始。現在は北海道江別市に本社を置く株式会社岩谷技研の代表取締役を務めています。
発明家を志したきっかけは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。「自分もドクのような発明家になりたい」という純粋な夢が、今日の宇宙ビジネスへとつながっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1986年4月生まれ |
| 出身 | 福島県郡山市 |
| 学歴 | 北海道大学工学部 機械知能工学科 卒 |
| 会社 | 株式会社岩谷技研 代表取締役(2016年4月設立) |
| 本社 | 北海道江別市(2025年5月に新社屋へ移転) |
| 従業員数 | 46名(役員を除く/2026年8月3日時点) |
ふうせん宇宙撮影とは?日本初の成層圏撮影に成功
「ふうせん宇宙撮影」とは、ガス気球にカメラを搭載して高高度(成層圏付近)まで打ち上げ、宇宙の縁から地球を撮影する手法です。岩谷さんは北海道大学在学中に海外のニュース記事でこの技術を知り、「自分でもやってみよう」と独学でスタートしました。
資金がなかったため、100円ショップや東急ハンズで買えるもので機体を自作。失敗を繰り返し、11号機でようやく宇宙の映像を撮影することに成功しています。
2012年には日本上空30kmからの撮影に成功し、2013年には高度48,000mという記録も達成。デジタル一眼レフカメラや映画用シネマカメラの打ち上げにも成功し、その映像は小学4年生の国語の教科書(光村図書)にも掲載されました。
クレイジージャーニーには2016年に初登場し、その後も気球宇宙旅行ビジネスの進捗とともに再登場。番組内では「世界で誰も成功していない有人気球宇宙旅行を実現する」という夢が語られ、大きな話題になりました。
岩谷技研の現在|JAL・JTBと組み、世界初の商用フライトへ
私が代表を務める岩谷技研で、誰もが宇宙を体験できるプロジェクトを発表しました!情報をお届けして参ります!
— 岩谷圭介 (@iwayakeisuke) 2023年4月5日
▲ プロジェクト発表を伝えた投稿(出典:岩谷圭介さん 公式X @iwayakeisuke)
2020年頃から有人宇宙遊覧ビジネスの開発を本格化させた岩谷技研は、2024年7月17日、国内初となる高度20km超の有人飛行(高度20,816m)に成功しました。
岩谷技研が進める「OPEN UNIVERSE PROJECT」の共創パートナーには、日本航空(JAL)と株式会社JTBが名を連ねています(後援は電通)。共創パートナーは原則として一業種一社制です。2025年4月には、商用第一号機の名称が一般公募で「かざぶね」に決まりました。
【2026年最新】宇宙遊覧フライトはまだ実現していない
ここは誤解されやすいところなので、はっきり書いておきます。2026年9月時点で、有人の宇宙遊覧フライトはまだ商業運航に至っていません。
プロジェクト公式サイトが2026年8月31日に出したお知らせによれば、2026年4月に告知した搭乗者募集は「実施方法およびスケジュールについて検討を進めております」という段階です。つまり、いつ誰が乗れるかはまだ決まっていません。
一方で、会社としての動きは着実です。2025年から2026年にかけての主な出来事をまとめました。
- 2025年4月 商用第一号機の名称が「かざぶね」に決定
- 2025年5月 北海道江別市の本社を新社屋へ移転
- 2025年10月 「Japan Mobility Show 2025」で有人宇宙遊覧用キャビンを展示
- 2026年3月 宇宙戦略基金事業「有人宇宙輸送システムにおける安全確保の基盤技術」に採択
- 2026年4月 パイロット・共創パートナーの追加募集を開始。「SusHi Tech Tokyo 2026」にも出展
- 2026年6月 宇宙戦略基金事業で東京科学大学と連携。火星探査を見据えた大型宇宙研究に参画
- 2026年8月 テレビ東京系列「アンパラレルド」で同社が紹介される
気球という手法は、ロケットに比べて安全性・コスト・環境負荷の面で有利とされています。特別な訓練なしで誰もが成層圏まで行ける——「週末、宇宙行く?」というプロジェクトのキャッチコピーが実現する日を待ちたいところです。
ネットの反応・世間の考察
クレイジージャーニーで岩谷さんが登場するたびに「本当に宇宙に行けるの?」「いつ実現するの?」という声がSNSで溢れます。「夢を語り続ける男」として熱烈なファンも多く、教科書に載った宇宙撮影の話は子どもたちにも大きなインパクトを与えています。
JALとの提携が明らかになった際には「本物のビジネスになってきた」「日本発の宇宙旅行産業が誕生する」と驚きと期待の声が多数上がりました。ロケットではなく気球という手法のため「より安全で環境にやさしい」という評価も高まっています。
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まとめ
- 岩谷圭介さんは1986年生まれ・福島県郡山市出身のエンジニア
- 「ふうせん宇宙撮影」で成層圏撮影に成功し、小学校の国語教科書にも掲載
- 2016年に株式会社岩谷技研を設立。従業員は46名(2026年8月時点)
- 2024年7月、国内初となる高度20km超の有人飛行に成功
- 共創パートナーは日本航空(JAL)とJTB。商用第一号機は「かざぶね」
- 宇宙遊覧フライトはまだ実現しておらず、搭乗者募集も検討段階(2026年8月末時点)
- クレイジージャーニーに複数回出演・宇宙旅行の夢を語り続ける
岩谷圭介さんは「ふうせん宇宙撮影」という個人の趣味から出発し、世界初の気球宇宙旅行に挑み続けている発明家です。実現までにはまだ時間がかかりそうですが、夢を現実に変えようとする姿勢に、これからも注目したいですね。
💬 たかやんの一言
「気球で宇宙へ」って最初に聞いたとき正直「え、本当に?」と思いましたが、JALやJTBまで巻き込むとは…岩谷さん、本気度が違いすぎる!まだ商業フライトは先のようですが、いつか乗ってみたいですね。
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