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2026年6月10日——スペイン・バルセロナで、世界中が待ち望んだ歴史的な瞬間が訪れた。サクラダファミリアのメインタワー「イエスの塔」がついに完成し、ガウディ没後100年を記念する式典が執り行われたのだ。1882年の着工から実に144年。世界一長い建設プロジェクトが、ひとつの大きな節目を迎えた。
この記事では、昨日の完成式典の内容・144年の建設の歴史・高さ172.5mで世界一高い教会となった全貌・日本人主任彫刻家の話・そしてまだ続く残り工事まで、サクラダファミリアの「今」を丸ごとまとめてお届けします。
【速報】ガウディ没後100年・6月10日の歴史的完成式典

2026年6月10日、バルセロナのサクラダファミリアで「イエス・キリストの塔(イエスの塔)」の完成を祝う式典が盛大に開催された。この日は、天才建築家アントニ・ガウディが路面電車にはねられて命を落としてから、ちょうど100年目にあたる。
式典には教皇レオ14世がスペインを訪問し、スペイン国王フェリペ6世・レティシア王妃らも出席。教皇みずからミサを捧げ、「この夜は、バルセロナの街全体、スペイン、特にカタルーニャの人々にとっての祝祭です」と述べた。
式典のなかで印象的だったのは、視覚障害を持つ少女が塔の頂上の十字架の模型に手で触れながら説明を受ける場面。教皇はその話に静かに耳を傾け、ミサ後には聖水を散水してイエスの塔を正式に祝別した。バルセロナの夜空には、完成を祝う光と歓声が溢れたという。
なお、今夜(6月11日)NHK総合で生中継特番「生中継 サグラダ・ファミリア ~ついに完成!イエスの塔 世界初公開~」が放送予定。大聖堂内部への特別許可を得た歴史的な映像が届く予定だ。
1882年着工から144年…サクラダファミリアの壮大な建設史

サクラダファミリアの建設が始まったのは1882年3月19日のこと。最初の建築家はフランシスコ・デ・パウラ・デル・ビリャールだったが、設計方針の違いからわずか1年で辞任。その後を引き継いだのが、当時31歳の若き建築家アントニ・ガウディ(1852〜1926年)だった。
ガウディは前任者の設計を白紙に戻し、自然界の曲線や光を取り入れた独自の革新的ビジョンで聖堂を設計し直す。晩年の12年間は建設現場に住み込み、報酬も受け取らずに生涯を捧げた。そして1926年6月10日——路面電車にはねられ、73歳でこの世を去った。
ガウディが没した時点で完成していたのは全体の約4分の1ほど。さらに1936年のスペイン内戦では、ガウディが残した設計図や模型の多くが焼失・散逸するという悲劇にも見舞われた。
それでも建設は止まらなかった。2000年代以降は3Dコンピューター解析とCNC(コンピュータ数値制御)加工の導入により建設ペースが飛躍的に加速。ガウディが手計算で生み出した複雑な曲面を精密に再現できるようになり、144年という歳月を経てついに大きな節目を迎えた。
高さ172.5m!世界一高い教会になったイエスの塔の全貌

今回完成したメインタワー「イエスの塔」の高さは172.5メートル。これは2025年10月にドイツのウルム大聖堂(161.53m)を超え、キリスト教の宗教建築として世界一の高さとなった。ケルン大聖堂(157m)も超えている。
サクラダファミリアには全部で18本の塔がそびえる設計だ。それぞれの塔には意味があり、12使徒・4福音書記者・聖母マリア、そして中央に立つ最高峰のイエスの塔で構成されている。
塔の頂部には巨大な十字架が設置されており、バルセロナの街のどこからでも見えるランドマークとなっている。ガウディはかつて「サクラダファミリアは天を指差す指だ」と語ったとされるが、まさにその言葉通りの姿が実現した。
塔の完成により、サクラダファミリアは「現存する最古の現役建設プロジェクト」としてギネス世界記録にも認定されている。
日本人が担っていた!主任彫刻家・外尾悦郎の40年の奇跡

実はサクラダファミリアの建設に、日本人が深く関わっていることをご存じだろうか。
外尾悦郎(そとお えつろう)氏(1953年生まれ、福岡県出身)は、京都市立芸術大学を卒業後、1978年にバルセロナへ渡航。縁あってサクラダファミリアの彫刻制作に携わるようになり、以来40年以上にわたってこの聖堂に人生を捧げてきた。
2013年には主任彫刻家に任命され、ガウディが残した設計から彫刻や装飾の総監督を担当。外尾氏が手がけた代表作が「降誕のファサード(生誕の門)」の彫刻群で、2005年にガウディ作品群としてユネスコ世界遺産に登録された際もその一部を構成している。
外尾氏は「日本人はピュアすぎるくらいピュアで、それがここでの仕事に合っていた」と語る。遠い異国の地でガウディの夢を受け継いだ日本人の存在は、日本人として誇らしい限りだ。
まだある!2035年「完全完成」に向けた残り工事の全容

「イエスの塔が完成したなら、サクラダファミリアは完成した」——そう思った方も多いかもしれないが、実はまだ工事は続く。
現時点で未完成なのは主に以下のエリアだ。
- 栄光のファサード(南側・正面玄関):3つのファサードの中で最後に残った、最も豪華な正門。キリストの復活・天国への道を象徴し、完成すれば建物全体の「顔」となる
- 4基の塔(福音書記者の塔):栄光のファサードに設置予定の4本の塔がまだ未完成
- 大階段・広場の整備:聖堂につながる巨大な大理石の階段と周辺広場は2034年頃まで工事継続の見込み
全体の「完全完成」は2034〜2035年頃と見込まれており、あと約10年の建設が続く予定だ。
ちなみに、イエスの塔の内部工事は2027〜2028年まで継続する見通し。「外から見て完成」と「中まで完成」は別物なのだ。それでも144年かけて積み上げてきたものの重みは、数字では語り尽くせない。
世界中が感動!SNSと世間の反応まとめ

6月10日の完成式典が報じられると、世界中のSNSで「サクラダファミリア」がトレンド入り。
「144年越しの夢が実現した」「泣けてくる」「人類の遺産だ」——世界中のサッカーファンや旅行者、建築ファンから感動の声が殺到した。日本国内でも「いつか行きたいと思っていた場所がついに完成した」「外尾さんの話が胸に刺さった」という反応が多く、SNSで広く拡散された。
また、旅行業界にも大きな影響が出ており、「2026年バルセロナ旅行」「サクラダファミリア チケット」の検索数が急増中だという。チケットは現在オンライン予約のみで、人気日程はすでに数か月先まで埋まっているとの報告もある。
さらに日本では、今夜のNHK特番を楽しみにしているという声も多数。「生中継でイエスの塔の内部が見られる」と注目を集めており、建築ファンのみならず幅広い層が関心を寄せている。
💬 たかやんの一言
144年ってすごすぎて想像が追いつかないですよね。しかも日本人の外尾さんが主任彫刻家として関わっていたとは知らなかった!今夜のNHK生中継、絶対見ます。
まとめ|サクラダファミリア2026完成の全貌
- 2026年6月10日、ガウディ没後100年に「イエスの塔」完成式典を開催(教皇レオ14世が祝別)
- 高さ172.5mで世界一高い宗教建築に(ウルム大聖堂・ケルン大聖堂を超える)
- 1882年着工から144年の建設期間、ギネス世界記録に認定
- 日本人・外尾悦郎氏が主任彫刻家として40年以上貢献
- 全体の「完全完成」はまだ先——2034〜2035年頃の見込み
- 今夜(6月11日)NHK総合で生中継特番を放送予定
144年の夢が着実に現実へと近づいている。あと約10年、2035年の「完全完成」の日を、ぜひ生きて見届けたい。
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