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「ポンコツ一家」というキーワードでにしおかすみこさんをご存じの方も多いのではないでしょうか。かつての「女王様キャラ」から一転、家族との暮らしをユーモアたっぷりに綴るエッセイストとして再ブレイクしたにしおかすみこさん。認知症の母・ダウン症の姉・酔っ払いの父と実家で過ごした日々をつづった連載は、2025年11月にお母さまが亡くなり、ひとつの区切りを迎えました。
2026年9月16日には、シリーズ3冊目にして最終章となる『ポンコツ一家 最後の2年』が刊行されています。この記事では、「ポンコツ一家」とは何か、家族との歩み、そしてにしおかすみこさんの現在の活動を、最新情報をもとにまとめました。
📌 この記事のポイント(にしおかすみこと「ポンコツ一家」)
- 「ポンコツ一家」は2021年9月にFRaU webで始まった実録エッセイ。認知症の母・ダウン症の姉・酔っ払いの父との日々をつづっている
- きっかけは2020年のコロナ禍。仕事が激減して実家に戻り、ゴミ屋敷化した家と母の異変に直面した
- 2025年11月、お母さまが急逝。シリーズはひとつの「最終章」を迎えた
- 2026年9月16日、3冊目『ポンコツ一家 最後の2年』(講談社・1,870円)を刊行。シリーズ累計は約6万8000部
- 現在のレギュラーはTBS『ひるおび』(月曜)/NHKラジオ第1『まんまる』(木曜)/BSフジ
- FRaU webの連載は2026年9月で第61回。いまも続いている
「ポンコツ一家」とは?3人の家族を紹介
「ポンコツ一家」とは、にしおかすみこさんが2021年9月からWebメディア『FRaU(フラウ)web』で連載している実録エッセイのタイトルです。認知症の母・ダウン症の姉・酔っ払い癖のある父という3人家族と同居する日常を、笑いと涙を交えながら赤裸々に綴っています。
登場する3人はこんな人たちです。
- お母さん:アルツハイマー型認知症。ゴミ出しができなくなったことがきっかけで状況が発覚し、にしおかさんが2020年に実家へ戻って初期診断を受けた。2025年11月に亡くなった。
- お姉さん:ダウン症。独自のペースで毎日を過ごしており、にしおかさんいわく「パワーアップしている」。
- お父さん(80代):酔っ払いが日常の、飄々としたキャラクター。
「壮絶なのに笑えて泣ける」「介護中の自分が救われる」と読者から大きな共感を集め、連載は書籍化されました。シリーズは累計で約6万8000部に達しています。
連載開始のきっかけ:2020年のコロナ禍で実家へ
にしおかすみこさんが実家に戻ったのは2020年。コロナ禍によって仕事が激減したことが直接のきっかけでした。帰ってみると、実家は「ちょっとしたゴミ屋敷」状態。母がゴミ出しをうまくできなくなっていたことが原因のひとつでした。
母の変化に気づき医師を受診させたところ、アルツハイマー型認知症の初期と診断されました。当初は「自分のやっていることは合っているのか」と不安だったと振り返っていますが、やがてスマホのメモアプリに毎日の出来事を書き留めるようになり、それが2021年9月にスタートした『FRaU web』の連載「ポンコツ一家」へとつながっていきます。
にしおかさん自身が「図々しく、ふてぶてしくなった」と語るように、家族と向き合ううちに精神的にも強くなっていった様子が連載全体を通じて伝わってきます。
2025年11月、母との別れ ― シリーズは「最終章」へ
同居から5年あまり。2025年11月、お母さまは急逝しました。にしおかさんはFRaU webの記事で「2025年11月。母が逝った。」と、その事実を短い一文で書き残しています。
この別れを受けて書かれたのが、2026年9月16日に刊行されたシリーズ3冊目『ポンコツ一家 最後の2年』(講談社)です。刊行に合わせて9月16日に開かれた会見で、にしおかさんは「亡くなる前の、母が生きている時の臨場感とかを描くことができたと思っている」と語りました。シリーズはこの3冊目をもって、ひとつの「最終章」を迎えています。
なお連載そのものは終わっていません。FRaU webの「ポンコツ一家」は2026年9月時点で第61回を数え、いまも続いています。
▲ 2026年9月17日の投稿。『ポンコツ一家 最後の2年』の書籍会見について(出典:にしおかすみこさん公式Instagram @nishioka_sumiko)
書籍『ポンコツ一家』シリーズについて
連載の反響を受けて書籍化が実現し、現在3冊が刊行されています。いずれも講談社刊で、カバーの装画は西淑さんが手がけています。
- 『ポンコツ一家』(2023年1月20日発売):連載初期の混乱期を中心に、同居がはじまった直後のリアルな日常を収録。
- 『ポンコツ一家 2年目』(2024年9月20日発売):同居から2年が経過し、3人の個性が「パワーアップ」する中での日々を綴った続編。
- 『ポンコツ一家 最後の2年』(2026年9月16日発売・1,870円):お母さまが亡くなるまでの2年間を描いたシリーズ3冊目にして最終章。装画のモチーフは「はにわ」。
どれも介護の苦労を美談に仕上げず、「笑える・泣ける・共感できる」と多くの読者から支持されています。介護を経験している方や、家族との関係に悩む方へのヒントが詰まった作品です。はじめて読むなら1冊目から、いまのにしおかさんの言葉に触れたいなら3冊目から手に取るのがおすすめです。
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現在のにしおかすみこの活動状況【2026年版】
2026年現在、にしおかすみこさんは1974年11月18日生まれの51歳(千葉県出身・ワタナベエンターテインメント所属)。テレビ・ラジオ・執筆と、精力的に活動しています。
- テレビ出演:TBS『ひるおび』に月曜レギュラーとして出演。BSフジ『もしもで考える…なるほど!なっとく塾』にも出演
- ラジオ:NHKラジオ第1『まんまる』の木曜パーソナリティを担当
- 執筆活動:FRaU webの「ポンコツ一家」連載を継続。文芸誌への寄稿や文庫の解説も手がける
- 講演・イベント:介護や家族をテーマにしたトークイベントにも登壇
かつての「女王様キャラ」のイメージとは大きく異なり、現在はナチュラルなショートカットスタイルで、エッセイスト・リポーターとしての地位を確立。介護の当事者として説得力ある発信が続いています。
また、「家族が亡くなってしまっても私の人生は続く」という言葉が象徴するように、家族の現実をしっかり見据えながらも、自分自身の人生を生きる姿勢が多くの共感を呼んでいます。
母と過ごした日々 ― 「介護のリアル」として描かれたもの
同居を始めてから、母の認知症の症状は少しずつ進んでいきました。にしおかさんは「母のすごさをゴミ出しで知った」とあるエピソードで語っています。朝7時に台所の狭い通路で45リットルのゴミ袋を両手に下げたまま身動きが取れなくなり、「押しても引いても出られない」と訴えた母の様子が、切なくもおかしい日常として連載に描かれています。
介護認定についても、連載では「まだ受けていない」という時期が長く、調査員の訪問に二の足を踏む場面も描かれました。完璧な介護者を演じることなく、迷いながら前に進む姿が「リアルな介護者の姿」として共感を集めています。
にしおかさんは「大概のことは受け流すようになった」と語り、家族と向き合う中で自分自身も変わっていったことを認めています。お母さまを見送ったあとも、姉と父との暮らしは続いています。
▲ 2026年9月19日の投稿。連載の告知に添えられた「余談」では、お姉さんとのやりとりが今も変わらず綴られている(出典:にしおかすみこさん公式Instagram @nishioka_sumiko)
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まとめ:にしおかすみこの「ポンコツ一家」から学べること
にしおかすみこさんの「ポンコツ一家」は、単なる介護エッセイではありません。笑いとリアルを交えながら、家族の老いと向き合う普遍的なテーマを描いた作品です。
- 介護は「完璧にやらなくていい」という安心感
- 家族との関係は、老いても変化し続けるということ
- 自分の人生を犠牲にしすぎず、「ふてぶてしく」生きることの大切さ
- そして、別れのあとも自分の日々は続いていくということ
2026年9月には、お母さまとの最後の2年を描いた『ポンコツ一家 最後の2年』が刊行され、シリーズはひとつの区切りを迎えました。それでもFRaU webの連載は続き、テレビ・ラジオでの発信も変わりません。家族のことで悩んでいる方にこそ、一度手に取ってほしいシリーズです。
💬 たかやんの一言
にしおかさんのエッセイ、読んだことあるんですが笑いと涙が同時に来る感じでした。お母さまが亡くなられていたことは、今回調べていて初めて知りました。あんなふうに日々を書き残せるのは、簡単なことじゃないですよね。
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